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忘れないでいたいから 

 今日の出来事を忘れないために、ブログに書いておくことにしました。

 学校帰り、夜9時半くらいで人通りもまばらな暗い道を、私はいつもと変わらずリュックを背負い、i-Podを聞きながら歩いていました。
 すると道の端で30代くらいの女の人がしゃがみこんでいたので、何かあったのかなと思いつつ、横を通過しようとしました。

 しかし何かあったのはその女性ではなく、なんとその女性の足元にとてつもない血痕と、おじいさんがうつ伏せで倒れていたのです。
 おじいさんはピクリともしていません。
 普通転んだりしたら顔だけ横向きで体はうつ伏せ、というのが多いと思うのですが、そのおじいさんは顔面も真下を向いていて、おそらく顔のどこかから大量に出血しているのはすぐに予測できました。

 話しかけるとうなり声がしました。時折返事はしてくれるものの、か細くて危うい「大丈夫」という答えは決して油断できないものでした。
 
 なにせそんなに人も通らないのでその女性は一人でおじいさんに声をかけ続けていたようです。運よくおじいさんが倒れていたのはお弁当屋さんの目の前で、お店のご主人にタオルやティッシュを用意していただき、私と同じく通りすがりの男性も協力しておじいさんの体をゆっくり起こしました。

 あまりに顔面が血まみれで、鼻血が出ているのはすぐわかったものの、他にどこが怪我をしているのかわからないので少しずつ顔を拭いて、とにかくおじいさんを座らせて休ませようとしました。

 しかしおじいさんは頑なに拒みました。
 「歩いて帰るから」とか「みなさんに迷惑がかかるから」とか小声でつぶやくんです。
 明らかに緊急事態なのに、最後には「(迷惑をかけたから)お金を払います」と言ったんです。

 絶対に帰らせてはいけない。

 そう思いました。

 私は案外冷静に119番に電話したつもりだったのですが、自分の気持ちとは裏腹に少し動揺していたかもしれません。というのも1度間違えて110番に電話しそうになったのです。
 ともかくお店のご主人に住所を聞き、救急車を呼びました。

 数分後無事に救急車が到着し、顔も洋服も血だらけのおじいさんを預けました。

 それで急にいつもの自分に戻ったわけなのですが、気づいたときにはリュックは地面においてあり、i-Podはジャケットのポケットに入っていました。いつそんなことをしたんでしょうか。
 ふと自分の手を見ると、おじいさんの血がたくさんついていました。

 家に帰るまでの間、私は一人で駅のトイレで手を洗い、いろいろなことを考えました。

 脳梗塞か何かで倒れたのだとしたらとても心配です。
 鼻を骨折してるのではないかとも思います。

 そのときたまたま出会った知らない人のことがこんなにも気にかかるなんて。

 あんなに血の流れている現場を見たのは初めてで、最初は怖いと思ったけど、人の命が懸かっているときは、そんなのどうでもよくなるものなんだと思いました。

 どうか無事でいてほしいと思います。
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コメント

ナイス!

おじいさん、きっと嬉しかったはずよv-10

立派な手当てよりも、声を掛けてもらえたことに救われると思います。

優しさでなくちゃ救えない部分が人にはありますからv-238

ナイス!

とっさの判断をした先輩は素晴らしい動きをしたと思います。

やっぱコミ福の血が流れてますね^^

コロ>自分がナイスだったかどうか不安だわv-399場合によっては体を動かしちゃいけないケースもあるじゃない!?素人なりにがんばってみたけど、それがよかったか悪かったか・・・i-195

こぐま>ホントに最初は動揺したのi-183そんな現場に出くわしたのは生まれて初めてだったしi-240でもやっぱり無視はできなかったi-238

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